鯛の料理もいろいろあります

私のオススメ料理は

鯛ソーメン

鯛は、昔から、お祝い事に用いられるめでたいお魚です。
私も誕生日ともなれば、一年のうちで、家族の人数分、鯛のおかしらつきがいただけたということです。
それだけでは無く、桜の咲く時期が旬のものは、桜鯛と言うのだそうですが、入学祝でもいただけるので、実際はもっと食べる頻度が多かった魚です。
鯛と一言で言うのですが、桜鯛のほかに、チヌと呼ばれる黒鯛というのもいて、これらはすべてお馴染みのものです。
それではどのようにいただくか、普通、焼きます、最も簡単です。
煮ます。

これもおいしいです、焼いた鯛の残りを一晩おいておくと、一気に味がおちるので、身だけにして、ほぐして、空炒りしたのち、甘く味をつけてでんぶ風にしてふりかけ状にして最後まで食べきります。
そんな中でまず残ることのない食べ方が、鯛ソーメンです。
おふくろの味、と言いたいところですが、祖母の味です。
母がつくってくれた記憶はありません。

田舎に帰るよ、といえば、待っているのは、冬はお寿司、夏は鯛ソーメンでした。
鯛を煮つけて、その煮汁でいただくので、多めの煮汁にして、大きなお皿に、大きな鯛、なみなみとした煮汁に、ソーメンが、一山ずつ盛られています。
これを一度食べたら、普通に麺つゆでソーメンをいただくのが物足りなくなります。